サロン・レベラッションというアート展がグラン・パレで開かれました。
世紀の変わり目である1900年に19世紀を総括するに相応しい博覧会を開く事を決定し、その為に作られたのがグラン・パレです。
戦後初・フランスを代表するアート展という事で、世界から100社300名のアーティストを選択、選ばれたものだけが展示できるイベントでした。
2次審査ではセーブル美術館はじめ12団体からなる審査で一人一人のアーティストが選別され大変な審査となりました。外国枠は30社(100名)と言う中で、日本からは石垣焼窯元のみ入る事ができて非常に光栄でした。第一回目はノルウエーが招待国でした。
玳玻天目の窯変した作品と油滴天目の作品ですが、中国の陶器名工同盟(人間国宝の団体)のTAOアートギャラリーで素晴らしい焼物という事で、2014年の6月まで展示して頂く事になりました作品です。
漆は元来、接着力のあるものですが、陶器やガラスのような表面に凹凸や吸い込みがないものは、一時的に接着できたとしても衝撃や裂罅(れっか)により時間が経つと自然に剥がれてしまいます。その為、制作は不可能とされてきました。
今回、加賀蒔絵師・高田氏の協力のもと、その課題を克服し、今まで蒔絵が施せなかった陶器及びガラスにも装飾ができるようになり、今後新たな作品制作が可能になりました。
幻と言われた「陶器とガラスと蒔絵のコラボ作品」は2013年、Salon Revelation au Grand Palaisに出展を果たし、公式に発表された世界初の作品となりました。
他の作品では北斗七星と言うイラストの作品で、加賀蒔絵と油滴天目、ガラス、そして真珠の融合作品です。この3点はアトリエダ―ル・フランスの永久保存となりました。
金沢の加賀蒔絵と石垣焼の融合作品です。
昨年初めて世界で成功、世に出した作品となりました。
この作品はパリ日本文化会館で、企画展「加賀百万石―金沢に花開いたもう一つの武家文化」にて展示して頂いた作品です。
ルーブル美術館・カルーセル、ドゥ・ルーブルで、国際文化遺産展覧会が開かれました。展示される物はお城の修復技術関係とか、人間国宝やMOF(現代の名工)による織物や家具など技術の最高峰の物が展示してありました。
世界的なイベントでは、ミス・インターナショナル世界大会で石垣焼が副賞として授与されました。
2012年にミス・インターナショナル世界大会が沖縄県・那覇市にある武道館で開かれる事になりました。沖縄らしい贈り物と言う事で、石垣焼窯元で製作する石垣ブルー(ISHIGAKI BLUE)の優勝楯とハッピーブルーペンダント・エクセレントがグランプリから4位までの副賞として選ばれました。
また世界から参加されました69ヶ国の各国の代表者には石垣ブルー(ISHIGAKI BLUE)を施したハッピーブルーペンダントがアンバサダー賞として授与されて1年間世界中でつけて頂けたので非常に名誉でした。
石垣島の川平湾がミシュラン・グリーンガイドで3つ星になるなど人気があり、NYタイムズでも「世界で1年間で必ず訪れるべき100ヶ所」で石垣島が18位に選ばれるなど非常に人気があるスポットとなっています。
石垣島を訪れるフランス人のお客様にパリで是非紹介すべきと言われ、インテリアのパリコレと言われるメゾン・エ・オブジェに出展する事にいたしました。無事審査に受かり、アート・クラフトのホールにおいて2011年から2013年までの連続3年展示いたしました。石垣焼は石垣ブルー(ISHIGAKI BLUE)をシンボルカラーとして世界に発信して行きます。